フリーペーパーの制作

イージーゴーお仕事拝見

お仕事拝見!2:フリーペーパーの制作

「イージーゴーのお仕事拝見!」第2回は、フリーペーパーの制作についてレポートします!

今回ご紹介するコンテンツは、地方銀行が発行しているフリーペーパーの制作です。

「膨大な加盟店データの中から掲載店舗を選定することの負担が大きい」「特集や企画を作るのは社内だけでは難しい」というクライアントの声にお応えし、より見やすく魅力的なフリーペーパーを制作することになりました。

では、ここからどのような流れでフリーペーパーを作っていくのか、順を追ってご紹介したいと思います!

オリエンテーション

まずは、クライアントと、媒体に関するオリエンテーションを実施します。ここで大切になってくるのが、要望のヒアリングです。具体的には、

・フリーペーパーを作成する目的
・読者層
・ターゲット層
・全体のデザインのイメージ
・ページ構成イメージ(台割)
・納期
・予算

などを詳細に聞いていきます。その他にも、文体や統一表記など、媒体を作成する上でのルールを細かく確認します。

構成案の提案

次に、オリエンテーションで得た情報をもとに、冊子全体の構成案を作成します。特集は◯ページ、連載は◯ページ、インフォメーションは……のように、冊子におけるページの配分、順番などの構成がひと目でわかるよう「台割」という印刷用のフォーマットに落とし込みます。

今回の制作では、夏にまつわる特集の企画提案とともに、エリアクーポンのページの視認性を高めるデザイン提案をしたり、ページの配置を従来のものから組み換えたりなど…台割を調整しつつ、誌面に載せる情報を整理していきます。

そして、クライアントに台割を提示し、フィードバックを受けて冊子全体の構成が決定します。

ページ作成①素材集め

台割が決まったらいよいよページ制作!そのファーストステップが、素材集めです。

素材とは、文字原稿、写真原稿、イラスト原稿、図表原稿などのページを構成する原稿のことです。印刷業界では、文字以外の情報も原稿といいます。

今回の制作例では、クライアントがすでに持っているデータや写真を整理してデザインに落とし込むという形でした。他のケースでは、この段階に、取材対象者の選定や取材のスケジュール調整、それに伴うライターやカメラマンの手配も含まれます。

ページ作成②編集とデザイン発注

素材が集まったら、各ページの具体的なレイアウトを作成していきます。

写真やテキストの配置を決め、冊子全体のイメージと、各ページで伝えたいことを整理し、ページの構成案を作成。それを基に、デザイナーにデザインを依頼します。編集者とデザイナー間でコミュニケーションを取りつつ、読者にとって、魅力的かつ読みやすいレイアウトを目指します。

ページ作成③校正

ページのデザインが出来上がったら、初校としてクライアントに確認を依頼します。

フィードバックを受けて、修正を繰り返します。クライアントとともに紙面のブラッシュアップをしていく段階です。クライアント、編集者、デザイナーの3者で入念にチェック。そうして、最終的なデザインを確定します。

入稿

すべてのページが確定したら、データを納品します。

入稿データは印刷所の仕様に合わせて作成しなければならないため、データの納品形式についても、事前にクライアントに確認しておく必要があります。

配送

イージーゴーでは配送会社と提携しているため、要望に応じて配送の手配も行っています。今回は、配送手配まで実施し、配布先のリストに基づいて、約500カ所にフリーペーパーを送付しました!

 

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「イージーゴーのお仕事拝見!」第2回は企業のフリーペーパーの制作過程をご紹介いたしました!

まだ2つ目のお仕事紹介ではありますが、編プロの仕事への理解が少しずつ高まってきているのではないでしょうか?
次回以降も、引き続き色々なコンテンツの制作過程に迫っていきたいと思います。
どうぞお楽しみに!

 

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